2010年08月26日

Love's Gallery

乙な人〜Love's Gallery(ショップカフェ)の藤原愛さんとのおしゃべり

今日は、segodonの塚原由紀夫さんからご紹介をいただいた、アジアから世界を感じる不思議な空間、Love's Galleryさんにお邪魔いたしました。

―さて、どこからお話をお伺いしたらと迷うところですが、まずは、お店のお名前の由来からお聞かせいただけますか?―
まずは、自分の名前が藤原愛なので、愛のお店ということですね。
本当に好きなものだけを集めた、マイワールドのお店だと思っています。それと、Love&Peaceの精神を大事にしたいというところからこの名前にしました。

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―Love&Peaceですか。非常に興味深い言葉が出てきましたが。―
小学生の頃から世界平和という言葉に反応するようになりました。なんで世界平和って言葉があるのかなぁと。それはきっと世界が平和じゃないからだと。私は毎日、お腹いっぱいごはん食べて、学校へ行って勉強して・・・それが普通で当たり前のことだと思っていたんですよね。でも、世界のいろんなことを勉強していくうちにこれはどこの国でも普通にあることではないと知るにようになってきました。戦争があり、飢餓あり・・・いろんな問題を世界は抱えているんだなぁと。
平等じゃないから平等という言葉があるのと同じなんですよね。もっと広く視野を持つ必要があるんじゃないかと思いました。
これは地球単位で物事を考えることが大事なのではないかと。

―小学生の頃からそういった意識を持ちはじめるってすごいですね。で、その気持ちはその後どのような形になっていったのでしょうか?―
学生の頃は英語と歴史が大好きで、特に人と触れ合うことを大事にしてきました。人と触れ合うことでいろんなものを感じられるものがあると思って。
高校1年生の時にはじめてアメリカへ留学して、銃社会という現実を目の当たりにした時は非常にショックを受けました。銃が生活の中に当たり前のようにある。こういう社会が現実にあるんだというのは本当にショックでしたね。世界にもっと目を向けて生きなければならない。この時、そう強く感じました。
自分は世界の一部なんだという意識を持たないといけない。人と人の一対一の関係だけでなく世界と自分がどう関っているのかということを考えなければならないと思いました。また、誰かに影響を与えているというだけでなく、誰かに影響を与えてもらっているという感覚も大事だなぁと。この感覚を広げていけば、誰にでも親切になっていけるのではないかなと。そしてみんな自分勝手なことはしなくなるんじゃないかと。

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―非常に興味深いお話なので、もう少しこの話題を続けたいところですが、それだとお店の話をお伺いする時間がなくなっちゃいますので、少しお店についてもお話をお伺いしたいと思います。そもそも、なぜ、お店をしようと思われたんですか?―
前はあるところに勤めていたんですが、非常にいい職場で何の不満もなかったんですが、でも、その中でももっと自分が好きなことをしたいという気持ちが強くなっていったんですよね。自分を表現する拠点がほしい。もっと、自分が何をやってもいい場所がほしいと。で、これは組織の中でやっていくには限界があるなぁと。そこで、自分でお店をしようと決心しました。

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―お店の雰囲気が独特な感じしますが、ご自分でデザインされたんですか?―すべて自分でデザインしました。壁の絵も私が描きました。
多国籍の雰囲気というか国境がない雰囲気を出せればなぁと思いました。
世界は一つだと言わずとも肌で感じられる、そんなお店の雰囲気を作ることができればなぁと思いました。

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―去年の7月にお店をオープンして1年が経過しましたが、振り返ってどうですか?―ライブやイベントなどいろんなことをやってきましたが、正直、まだまだだなぁと感じています。まだ、自分の考えていることなどをうまく伝えていけていないなぁと。世界を少しでも変えていけているのかなぁと、早くそれを実感できるようになっていきたいですね。

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―お店の場所として乙仲通を選らんだ理由は何でしょう?―
まずは何となく海の近くがいいなぁと。それと怪しい場所がいいなぁと(笑)思っていました。そのビルがたまたま乙仲通で見つかったということでしょうか。
ちょっと怪しくて入るのに勇気がいるそんなお店ですね。怪しくても自分の興味とか関心で一歩を踏み出してくれるお客さんに来てくれると嬉しいなぁと。ただ、何となくお店を見てまわるというだけじゃなく、やはりこのお店で何かを感じてほしいですから。

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―Love Accountという取り組みもされていますよね?―これは募金といったものではなく、売り上げの一部を無理のない範囲で貯めていこうというものです。ハイチ地震があった時にも送らせていただきました
大事なのはどれだけ無意識の中でできることかなぁと。
負担してます、やってますという偽善っぽいのは嫌ですね。最初の話に戻りますが、もっと自分が世界の一部なんだという感覚を持てれば自然とできてくることではないかなぁと思っています。フェアトレードのコーヒーを扱っていますが、そのフェアトレードという言葉を出すのも本当は好きじゃないです。フェアじゃない状況があるからフェアトレードという言葉があるんです。もっと、当たり前にそして自然にできればと思います。
ベースにある意識が最も大事だと思います。いい野菜を育てるには、いい土や水といったものが必要なように。
地球に愛を持つ、地球人としての意識で生きていきたいですね。そして、みんなにそれを伝えていきたい。

―お店の中にはジョンレノンの写真も飾られていました。彼とオノヨーコが言っていたone to one という考えは、たしか、「ひとりの人を愛してください。それだけでいいのです。愛は愛を生みます。」といったような意味であったように思います。きっと、このLove's Galleryさんは、愛を広げていく拠点になっていくような気がします。最後に愛さんから「戦争はなくなると思いますか?」という質問を投げかけられました。なくならないと簡単に言ってしまう人はきっと臆病なんだと。なくなると思っていてなくならかったら落胆してしまうからそれが怖いんだろうと。「私は戦争はなくなると思います。」きっぱりそう言い切る愛さんの姿から強い意思に基づいた大きな愛を感じました。―

【お店データ】
〒650-0023 神戸市中央区海岸通3-2-19 和泰ビル303
Tel:050-3682-7188
12:00〜20:00定休日:不定休
http://ameblo.jp/loves-gallery/
posted by otsu at 22:10| Comment(0) | 乙な人インタビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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