今日は、本とフェアトレード商品のセレクトショップであるsegodonさんにお邪魔いたしました。
-では、まずはじめになぜこのお店をされたのかそのあたりをお聞かせいただけますか?―
とにかく本が大好きというのが大きな理由ですね。お店をはじめて1年半ぐらいになるのですが、ちょうど4、5年前からちょくちょく乙仲通をウロウロしていてお店ができたらなぁと思っていました。
-店内を見るとなんだかすごくこだわりにある本、モノを揃えているという感じがしますが。―
そうですね。普通の本屋はしようとは思っていませんでした。ここに来ていただいたお客さんが、何か夢を持てたり、あるいは社会貢献について意識を持つ、そんなきっかけになる本に出会ってくれればなあと思っています。
それと、どんどんと大人に本を読んでほしいです。大人が読まないとなかなか子供も読まないでしょうから。本の魅力を伝えていきたいですね。
-お話をお聞きしているとかなり本に影響されたように思いますが。―
大きく影響されましたね。いろんな本を読んできましたが、特に司馬遼太郎さんの本は非常に影響されました。それまでは、主に小説を読んでいたのですが、そこから歴史小説も読むようになり司馬遼太郎と出会っていきました。歴史上の人物像から自分の生き方といったものを考えるようになりました。そこから自己啓発的な本も読むようになり、社会起業家の本やフェアトレードの本などから大きく影響を受けていきましたね。
-非常に自分の生き方というか仕事についてよく考えられてきていますね。―
とにかく世の中がよくなってほしいなと。そのためにもいろんな事をよく知っておきたい。まずは知ることから。そのためにも本の存在は大きいと思います。
-自分のお店のPRポイントはどこでしょうか?―
やはり基本的に自分がいいと思ったものしか置いていないところかなと。先ほども言いましたが、その本から環境問題であったり、社会貢献であったり、何かの気付きにつながるものになればと思っています。絵本も置いていますが、何かそこからメッセージを感じ取ったり、何か発見してくれるようなものを中心に置いています。
-フェアトレードの商品も置かれていますが。―
最初は本当に本屋だけのイメージだったんですが、流れの中で考えが変わってきましたね。何か伝えるようとした時に、実物があってそれを通して伝えていくやり方も有効的ではないかと考えました。そういった考えからフェアトレードの商品も扱うようになりました。フェアトレードの商品も自分がいいと感じたものを置いています。
フェアトレードだから買ってもらうじゃなくて、いいものに出会って、それからフェアトレードについて考えてもらうという形でもいいと思うんです。
-お店をしていてよかったなぁと思ったことはどんなことですか?―
自分の選らんだ本や雑貨に対してお客さんから「いいなぁ」とか「かわいい」とか言ってもらえたら非常に嬉しいですね。
一度、お客さんから「このお店を見ているとあなたの頭の中を見ているよう。」と言われた時は本当に嬉しかったですね。自分の考えとか伝えようとしていることを感じとってもらえているのかなと。
-お店をする場所として乙仲通を選ばれた理由は何ですか?―
乙仲通の雰囲気が自分にぴったりと感じました。そんなにガヤガヤしていないところが好きですね。この空気感というかフィーリングが自分にはしっくりきました。それ以上は言葉にしようがないですね・・・(笑)
-これからのお店あるいは乙仲通に対して思いがあれば教えてください。―
お店としてはまだまだ知られていないと思うので、もっと知ってもらえるよう発信について努力していきたいですね。
乙仲通についてはお店同士のつながりがもっと出てきて下町的な協力をし合って盛り上がっていけばなぁと思います。盛り上がると言ってももちろんガヤガヤした雰囲気にはしたくないですが。
「はたらく」とは、「はた」つまり傍、まわりを「らく」にさせることとも聞きます。それが社会貢献に繋がる。その想いをこれからも大事にしていきたいですね。
【お店データ】
〒650-0023 神戸市中央区栄町通3丁目1−12 伊藤ビル202
Tel&Fax 078-977-7623
12:00〜19:00定休日:水曜日
http://ameblo.jp/sbsegodon/
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